Eri’s Wine Clubブログをお読みいただきありがとうございます^^
カナダ・バンクーバーで活動するワインオタク、BCアンバサダーのエリと申します。🍷
暑い夏がつづいておりますが、日本の読者さま、カナダの読者さま、いかがお過ごしでしょうか?
私はこの1週間、仕事と、たまたま手に取った地元のお酒雑誌のなかでカナダ・バンクーバーのローカルビールについて触れる機会がありました^^
普段はBCワインの情報をお伝えしていますが、実はカナダのビールもとっても美味しいんですよね🍻
私が働いているお店も、ワインショップでありながら、夏前には多いビール用の冷蔵庫を新設して、ローカルのビールファンに喜んでもらうための取り組みを始めました。
そんな本日は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州から、最新のクラフトビールのトレンドについてリサーチしてまとめてみました!
読んだら飲みたくなっちゃう、夏の乾いたのどを潤すビール情報を、ぜひお楽しみください!
クラフトブリュワリーが多いBC州
実はクラフトブリュワリーも多い、カナダ・ブリティッシュコロンビア州。
調べてみたところ、その歴史は1980年からはじまったとされ、BCワイン同様若い歴史ではありますが、醸造所の数はBC州内だけでもすでに180か所以上あり、年々新しいブリュワリーがオープンしています。
品質も高く評価されていて、BC州内のブリュワリーの数はカナダ国内の20%にも満たないにもかかわらず、毎年カナダのビールアワードの約3分の1を受賞しています。
作られているビールの種類も豊富で、クラシックなラガーやエールのスタイルはもちろん、IPA(インディアン・ペール・エール)も人気です。
BC州のクラフトビールの成功と発展の裏側には、ブリュワリーとビールファンの間にある情熱があります。
ほとんどのブリュワリーは、ローカルの需要に追いつくのに精いっぱいで、地元で消費されてしまうので、BCワイン同様、新鮮なビールを味わうためには、ブリティッシュコロンビア州まで足を運ばなければいけないのです。(なので、住んでるあなたは超ラッキー☆)
BC州クラフトビールのトレンド
私が住んでいるバンクーバーでも人気の高いクラフトビール。
クラフト(Craft)とは「技術」「工芸」「職人技」などを意味する言葉です。小規模で、ブリュワー(ビール醸造家)が自由な感性でビールを作るため、どのビールもユニークで個性的。
カナダ・ブリティッシュコロンビア州の最大手リカーストア「BC Liquor Store」によると、今シーズン、ストアの棚に並ぶクラフトビールを見てみると、いくつかの興味深いトレンドが浮かび上がってくるそうです。
夏にピッタリ!トロピカル系ビール
最新のクラフトビールでもっとも注目を浴びているのが、ビール×トロピカルフルーツの組み合わせ。
ホップをたくさん使ったHazy(ヘイジー)やペールエール、IPAのスタイルによく見られます。
ホップがもつ、苦みや南国の草木のようなアロマから連想された、マンゴー、パパイヤ、グァバなどのフルーツを直接加えることによって、本格的なエキゾチックなフレーバーを再現しています。トロピカルフルーツはビールの爽快感を高め、夏にピッタリな味わいになります。
さらに、パイナップルやココナッツで本格的な南国の雰囲気を醸し出しているブリュワリーもあります。
OLD YALE BREWING
– PINEAPPLE COCONUT GOLDEN ALE TALL CAN
BC Liquor Store (https://www.bcliquorstores.com/product/253562 )
OLD YALE BREWINGは飲みやすいブロンドエールにパイナップルとココナッツをブレンドしています。パイナップルがトロピカルなフルーティーさ与え、ココナッツからはナッツのような香ばしさとクリーミーさ(ボディ)がビールに加わります。蒸し暑い夏の長い夜にぴったりなビールです🍍
爽やかな柑橘系ビール
みなさんは、コロナビールのボトルにレモンを入れたり、メキシカンラガーにライムを絞って飲む楽しみ方はご存知ですか?
レモンやライムが加わるとリフレッシュ感が倍増して、ビールを一層美味しくいただけるんですよ!
そこからアイデアを得て、「それでは単純にビールに柑橘類を取り入れてみてはどうだろう?」と、醸造段階で柑橘系フルーツを入れる試みに挑戦するブリュワリーが増えています。
LIGHTHOUSE
– RASPBERRY LIME PILSNER TALL CAN
BC Liquor Store (https://www.bcliquorstores.com/product/101995 )
例えば、ビクトリアのライトハウス・ブルーイングでは、ピルスナーに地元の伝統的なベリーと、鮮やかな柑橘類フルーツを組み合わせています。
花のような優しいホップの香りにラズベリーとライムがミックスされていて、ピルスナーベースなのでゴクゴク飲める系ビールです。
ラズベリーと夕日を感じる赤いパッケージと、ヤシの木をあしらった、マイアミ・ヴァイスを感じる鮮やかなラベルアートも可愛いです♡
FIELD HOUSE BREWING
– SPARKLING CITRUS MIMOSA SOUR TALL CAN
BC Liquor Store (https://www.bcliquorstores.com/product/492044 )
次におすすめするのは、アボッツフォードとチリワックのビールメーカー、フィールドハウス・ブルーイングが季節限定でリリースするこのビール「スパークリング・シトラス・ミモザ・サワー」。
このビールはブランチタイムのカクテル「ミモザ」にインスパイアされ、エールにブラッドオレンジピューレとコールドプレスしたタンジェリンピールオイルをミックスし、濃い、リッチな白ワインのような洗練さすら感じる味わいに仕上がっています。
塩気のあるビール!? Gose系ビール
私も最近知ったビールのスタイル「Gose(ゴーゼ)」。
ゴーゼはドイツの伝統的なビールでしたが、第二次世界大戦の勃発やその後の一般的な関心が低かったため、20世紀半ばに絶滅しかけた珍しいスタイルのビール。
伝統的なゴーゼは自然発酵で、ミネラル分の多いドイツの水とコリアンダーの添加のおかげで、自然なわずかな塩味と酸味の傾向があったそうです。
あまり典型的なビアスタイルではないですが、実は最近のビールのトレンドでサワー系の人気が高まり、このユニークなゴーゼスタイルも復活を見せています。
BC州のクラフトビールシーンもその影響を受け、バンクーバーの人気ブリュワリー「33Acres」から発売されている、ライムとスモークの影響を受けた「メスカル・ゴース」はバンクーバーアイランド近辺の海塩と新鮮なライムの皮と果汁を使い、MEZCAL BARREL(メスカル・バレル=メキシコのテキーラを熟成させるバレル)で味わいを整えています。
33 ACRES BREWING
-MEZCAL GOSE CAN
BC Liquor Store (https://www.bcliquorstores.com/product/418729)
しょっぱいビールってどうなのっ?!ってお思いの方もいるかと思いますが、私の働くSutton Place Wine Merchantでもこのゴーゼ系ビール、増えております。
中にはピクルス味のビール(!)も置いてあり、これが白人系のお客様にはウケていて、ビックリです(笑)
実際、暑い夏、汗をかくと塩気のあるものが欲しくなったりしますよね。日本的感覚でいうと「梅干しサワー」に近いものがあるのではないでしょうか。とはいえ、私も怖くてまだ試せておりません(試して)
ブログをお読みの方で、もし試した方がいたら、ぜひコメントで教えてください😊
以上、本日は「カナダからクラフトビール、夏のトレンド紹介」の記事でした♪
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Eri’s Wine club:エリ🍷
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