デザートワイン飲み比べで至福のひと時♡at The Collective Wine Bar & Kitchan

トラベル

まだまだ続きます!The Collective Wine Bar & Kitchanのテイスティングレポート!
1軒のお店で2本もブログを書けちゃうなんて…ワインに対するおしゃべりの量が我ながらすさまじいと思う今日この頃・・・(;^ω^)みなさん、ついてきてくださいー!笑

こちらのお店でーす^^ HP(The Collective Wine Bar & Kitchan

このお店のおすすめはデザートワインフライト♡

グラスウェアもこだわり抜かれていてワインの美しさを引き立てます。

デザートワインはその名前の通り、デザートのように甘いワインのことをさします。我らがカナダで有名な「アイスワイン」もデザートワインの一種です。デザートワインは世界中の各産地で作られ、食前・食後などいろいろなシチュエーションで楽しまれています。

そんな私もデザートワインが大~好き♡初めてアイスワインを飲んだ日は、それはもう濃厚でとろける甘さ、ほっぺたが溶けて落ちやしないかと飲んだ後もしばらく頬を押さえておりました(#^.^#)私のワイン会でも一番最後にアイスワインを出させていただいているのですが、アイスワインの時間がみなさん一番幸せそうですね~^^

ワイン会でもよく「どうしてこんなに甘くなるのですか?」という質問をいただくのですが、例えばアイスワインに関しては「アイス=凍ったブドウ」を使うことで糖度の高いワインが作られます。カナダの寒さにさらされたブドウ達はじっくりと凍ることで水分が抜け、糖が凝縮されます。主な産地のオンタリオ州やBC州ではアイスワインの品質を保つための厳しい基準が設けられています。(例:BCVQA規格)これ以上の説明をするとまた長くなりますので、またの機会にお話しさせてくださいね~!!

今回いただくのは、ソーテルヌ・ポート・トカイの3種…興奮がとまりません…!
①Sauternes ソーテルヌ

2016年のフランス産のソーテルヌソーテルヌはフランスのボルドーで作られる甘口ワインで、貴腐ワインとも呼ばれますはちみつのようにあま~いのだけど、洋梨のジューシー感とマンダリンオレンジのようなキュッとした酸味も感じます。モーツァルトのように調和が高く、ヒーリング能力さえ感じるような多幸感あふれるワインです。幸せ~^^!!

ソーテルヌと合わせるフードの王道はブルーチーズ!(残念ながら私はチーズが苦手なのでまだ試したことがありません…ただいまレベル弱めのチーズからレベル上げいたしております💦)

でも小さいグラスにソーテルヌを注いでブルーチーズでいただくなんて…パリジェンヌみたい💗

②Rare Tawny 20 year トウニー・ポートワイン

ポートワインはFortified wine(日:酒精強化ワイン)というもので、先に紹介したソーテルヌやアイスワインと違い、ワインを醸造するときにブランデーを加えることでアルコール度数を高め甘くしたワインです。

ここでちょっと昔話^^
Fortified wineが生まれたのは17世紀。当時フランスとイギリスは戦争中。フランスワイン大好きなイギリスですがフランスからワインを輸入することができなくなってしまいました。それでも僕たちは美味しいワインをどうしても飲みたい!!というアツい気持ちで代わりのフランスワインの代わりを探して、見つけたのはポルトガルのワイン。しかし、ポルトガルがフランスより遠い。船で運んでいる間にワインが劣化してしまうため、商人は発行途中のポルトガルのワインにブランデーを加えることでアルコール度数を高め、腐敗を防止したのです。・・・とそこからまだまだ続きそうなので、これも置いておいて、と。
ブランデーと混ぜて熟成したポルトガルワインが美味しい!と評価され、ポートワイン(Portはポルトガルの意味)は瞬く間にイギリスで人気になりました。そこからポートワインのメソッドはオーストラリアに受け継がれ・・・いまこうして私はオーストラリアのポートワインと向き合っているのですねー!歴史よ、ありがとうー!!!

そしてこちらのポートワイン、Tawnyトウニ―は赤ワインのポートと白ワインのポートを混ぜてつくられた琥珀色のポートワインをさらに10~30年熟成したものです。色は濃いアンバー。ジュエリーのように美しくてため息が出ちゃうワインです…。

味わいはコーヒーやトフィー、ドライレーズンやイチジク、ナッツ類など、こっくりとした甘さと深い香ばしさを感じます。アイスクリームにかけたり、コーヒーに入れたら美味しそう…!

③Tokaji Aszu トカイ・アスー

まず最初に謝罪させてください。私、ずぅっとTokajiをトカジって読んでましたー!恥ずかしい!!
Tokajiと書いてTokay(トカイ)です。私のブログを読んだ人はラッキー☆!高級レストランでトカイを頼むときにトカイって言えますよー!!٩( ”ω” )و

さて、本題ですが、トカイはハンガリーの貴腐ワイン。①のソーテルヌ、トカイ、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼ(ハリーポッターの呪文かな?)と並んで世界三大貴腐ワインと呼ばれています。
トカイはハンガリーの最北・スロバキアとの国境近くに位置するトカイ山周辺のエリアで、二つの川に挟まれているため秋から冬にかけて濃い霧が発生します。この霧は貴腐ワインに必要な貴腐菌をつくり、その菌がついた白ブドウは水分が抜けとても甘いブドウになります。

トカイワインにも様々な種類があり、今回いただいたTokaji Aszuは発酵のプロセスを終えたあとオーク樽で18か月熟成、そのあと瓶につめてさらに熟成させます。収穫から市場に出回るまでの3年の熟成期間が必要と決められています。

味わいははちみつやアプリコット、リンゴの蜜、マーマレードジャムなど。しっかりと冷やして、シフォンケーキやフルーツタルトなどと合わせると、お互いの甘さを引き立てあって最高のデザートタイムになると思います🤤私もいつかしてみた~~い!!

かの有名なオーストリアの作曲家・フランツ・シューベルトもトカイワインのあまりの美味しさに感動して「Lob des Tokayers(トカイ賛歌)」という曲まで作ってしまったほどの魅力的なワインです。

ワインだけでなくカクテルメニューも充実しています!

2回に分けてお伝えしたThe Collective Wine Bar & Kitchanでのワインテイスティングレポート!
まさかこんなに長くなってしまうなんて…自分でもびっくりです(#^.^#)ワイン愛がすごーい🍷笑
世界で愛されるデザートワイン、自分で買うと高くてなかなか手が出せないものが多いので、こうして手軽にフライトできるのは本当にうれしいですね💗
みなさまにもぜひぜひ体験してもらいたいエクスペリエンスだったのでシェアさせていただきました!

これからも知って楽しい・美味しい・オトクなハッピーワイン情報をお届けしますので、応援よろしくお願いします☆

今週末は第3回のワイン会!そちらもとっても楽しみです(^^♪
お読みいただきありがとうございました!

Eri

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