ワインの国際資格 WSET レベル3の試験が終わりました!試験のレビューと学習の振り返り

WSET

ブログをお読みいただきありがとうございます^^
カナダ在住・海外ワイン業界で奮闘中のEri’s wine clubのエリです!

前回のブログから1か月・・・あっという間に過ぎていく日々にびっくりです😆
ご挨拶が遅れましたが、、2023年もよろしくお願いいたします🥂!

さて、私はこの1か月間何をしていたかといいますと…
ワインの国際資格WSET Level.3 の試験のため、最後の追い込みにいそしんでおりました!

WSETがどんな資格なのかについては、去年の夏に受けたLv.2のブログにてお話しましたのでその部分は割愛させていただいて、今回のブログでは試験の感想やLv.2との違いについて振り返ってみたいと思います^^

⇩WSETとはどんな資格?/Lv.2 についてはこちらをお読みください♪

WSET Lv.3試験はどんな感じ?難易度はどのくらい?

クラスの風景^^クラスメートはワインセラー・ワイナリー・バーなどで働く人が多かったです!

WSET Lv.3の試験はTheory(理論・筆記テスト)Tasting(テイスティング)の2パートに分かれています。

テイスティング試験ではブラインドで赤と白の2種類をWSETのテイスティング方法SATに基づき、Appearance(見た目)・ Nose(香り)・Palate(味)・Quality level(評価)・Ageing(エイジングのポテンシャルがあるか)の5点を筆記で回答します。品種やヴィンテージは問われず、サンプルのワインを正しくテイスティングできるかが問われる形式になっています。(制限時間は30分です)

セオリー(筆記試験)は、2時間の時間が与えられ、選択問題50問とショートエッセイ(小論文)が4題出題されます。選択問題だけ取れても合格ラインに達することはできず、またショートエッセイの方が配点が高いため、エッセイでどれだけ点数を稼げるかが大事なポイントとなります。

実際に試験を受けてみて、この英語のショートエッセイの大変さを痛感しました。
途中で手がつって、まじで腱鞘炎になるかと思った・・・(>_<)
与えられた2時間のうち、選択問題は30分もあれば終わります。その後のショートエッセイが残りの1時間半あっても足りず、私はタイムアップの瞬間まで粘って書き続けました。

最後まで試験部屋に残っていたのは、私と、クラスで一番優等生の女の子だけでした・・・。
(それで落ちていたら「テスト受かる人フラグを立てて落ちる人」というただのコントだよねw)

合格基準は、テイスティング・筆記それぞれ55%以上の正解率に達していれば合格となります。
世界的な平均合格率は30%くらいと言われています。(30%・・・私はそこにいけたのか🥺)

WSET Lv.3の学習範囲・試験範囲

学校の他にもブラインドテイスティングのグループに参加していました!

Lv.3はLv.2に比べ出題範囲が広く、深い理解度が求められます。
セクションは5つに分かれていて、記述問題は各セクションから1つずつ出題されます。

  • Section 1:Wine and consumer/ワインと消費者
  • Section 2:Factors affecting the style, quality and price of wine/ワインのスタイル、品質、価格に影響する要因
  • Section 3:Still wines of the World/世界のスティルワイン
  • Section 4:Sparkling Wines of the World/世界のスパークリングワイン
  • Section 5:Fortified Wines of the World/世界の酒精強化ワイン

記述問題では例えば、セクション1からはワインの保存方法・ワインのサーブの仕方・フードペアリング。
セクション2では気候や土壌がワインに与える影響、樽やそのほかのテクニック(Malolactic convertionやYeast)など。
セクション3からは世界のワイン(私の試験ではイタリアのTaurasi DOCGについて出題されました)。セクション4からはスパークリングワイン(シャンパンとクレマンの違いなど)。セクション5からはシェリーまたはポートワインどちらかが出題されます。

英語力はどのくらい必要?実際にやった勉強方法

テイスティングノートを英語で書く癖をつけるとよいです!

この試験を英語で受験した私ですが、英語が得意なわけではありません💦

私のもともとの英語力は低く、中学英語の成績は1~2。TOEICも受けたこともないければ、カナダに来てから3か月ほど語学学校に通っただけ。日常会話や仕事は英語でしているものの、いつも文章を書くときはDeepLやGrammarlyなどの補助に頼りまくり(笑)スペルも予測変換や自動修正機能で整えてもらっているので、手書きで正しい文章を書くのって本当に難しい!このご時世そんな人も多いのではないでしょうか?

なので私は、クラスで習った重要な部分をテキスト上で線を引き、それをノートに一言一句写すという作業をしました。一文一文抜き出してみると、わかっていたようで知らなかった単語に気づくことができますし、スペルや文章を書く練習になりました。この練習でphotosynthesis=光合成、maturetion=熟成、semi carbonic maceration=半炭酸浸漬法など自然に書けるようになりました!(日常で使うことのない単語ですが…(笑))

普段のテイスティングノートも、英語で、SAT方式で手書きで書くようにしていました。

それ以外では、イギリスのワインエデュケーターJimmy SmissのYouTubeチャンネルを見て、クラスで分からなかった部分や試験でよく出る質問などを勉強しました。ジミーの説明は分かりやすいですし、彼の英語をマネして(シャドーイング)、英語の発音なども練習しました。

ジミーのチャンネル⇧
私はすっかりジミーのファンです^^♡

それから、Brainscape(ブレインスケープ)という単語帳アプリのWSET L2 L3向けのデッキを使って空き時間に活用していました。WSET L2のデッキには786枚、WSET L3のデッキには1,915枚のカードが登録されていて、セクションや国別に理解度を深めることができます。

Brainscape(ブレインスケープ) https://www.brainscape.com/

おわりに

以上!長くなりましたが、WSET Lv.3振り返り・試験勉強についてお話させていただきました^^
同じくWSET取得を目指す方のお役に立てれば嬉しいです!

WSETについて、試験対策について、英語について、などなど質問や相談などありましたら、お問い合わせや各SNSからお気軽にご連絡くださいね♪

WSET Lv.3はLv.2に比べ、格段に勉強範囲が広く深くなります。私は何度も自信を失い、勉強しても勉強してもつぎつぎに分からないところが出てくるのでノイローゼを起こしました。(+o+)💦

でも、Lv.2のときに比べ知識がたくさんつきましたし、さらに楽しく、さらに深いところでワインを楽しむことができるようになりました◎
英語力もアップしたのか、英語でのワインの本や記事、ブログなども楽しめるようになり、ワインのリサーチ力もついたように思います!

試験の結果は6週間で帰ってくるそうです!不安はわずかにありますが、自分がどこまで理解しているか知ることができるのは試験の合否にかかわらず大切なことのように感じています。
万が一落ちていても、私の学校では追加料金を払えば再試験ができるそうなので、セーフティネットは、あります^^ほッ…💗

試験が終わり、自分の活動にエネルギーを惜しみなく注ぐことができるようになりました!
ブログの更新にYouTube、イベントにメールマガジンなどなど頭の中にはアイデアがいっぱいあって、ひとつひとつ実現できるように楽しんで頑張ります♪

2月24日(カナダ時間)、カナダ東側ケベック州の「ケベックTV」の皆さんのYouTubeライブに出演させていただくことも決まりました✨

YouTubeはこちらから⇒https://www.youtube.com/live/nI1JiGyr6Rs?feature=share

カナダの2大ワイン産地であるBC州オカナガンとオンタリオ州ナイアガラのワインの魅力を語ります!
ぜひチェックしていただけたら嬉しいです🎵

ブログを最後までお読みいただきありがとうございました!

BCワインアンバサダー🍷エリ

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