こんにちは！BCワイン大好き＾＾エリズワインクラブのエリです🍷
ブログをお読みいただきありがとうございます！
本日のブログは、BCワインの生産地からバンクーバーアイランドの紹介です！
自然がとっても豊かで観光地としても大人気のバンクーバーアイランド。
海の影響を大きく受けるこの場所でどのようにブドウが作られているのか、その秘密を深掘りします。
前回の記事、フレイザー・ヴァレー編はこちら⇩
BCワイン・９つのワイン生産地
バンクーバーアイランドはカナダ最西に浮かぶ長円形の島の名前。
島中央には高い山々が連なっていて、ブドウが栽培されているのは主に紫色に塗られた島の東側のエリアです。
島の南先端には花の都とも呼ばれるBC州の州都・ビクトリアがあり、島の西側（太平洋側）にはトフィーノというサーフィンやクジラウォッチングがアクティビティが人気の高級リゾート地がある、カナダでも屈指の人気観光エリアです。
⇩バンクーバーアイランドに住む海のオオカミ（シーウルフズ）と、彼らを取り巻くその他の生態系。バンクーバーアイランドの四季の美しさと過酷な自然の厳しさを動物目線で描いた、バンクーバーアイランドの魅力が詰まったドキュメンタリー。おススメです！！
バンクーバーアイランド Vancouver Island
バンクーバーアイランドは海の影響を大きく受ける気候で、Mediterranean（地中海気候）またはMediterranean-like（地中海ではないので地中海のような気候）区分されています。暑くドライな夏と温暖で雨の多い冬が特徴です。
また、バンクーバーアイランドの真ん中には縦に走る高い山並みがあります。この山々は海から来る湿った風を遮って雨を落としてくれる「レインシャドウエフェクト」を起こすため、ワイン用のブドウを育てている島の西側は雨が少なくなり、ブドウの栽培に有利になります。
一年を通した気温は全体的に低く、気温帯でいうと「Cool climate（冷涼気候）」に区分され、冬～春にかけて霜のリスクにさらされますが、温かな雨が降ることで氷結のリスクが下がります。
バンクーバーアイランドの土壌は非常に独特で、大昔、このあたりは氷河に覆われていて、海底が隆起したことによって島が生まれました。そのため、このエリアの土壌は、海成堆積物、氷河堆積物、氷河堆肥が混在していて、海由来の種類豊かな栄養素とミネラルによって味わい深いフレーバーが育ちます。
Cowichan Valley SUB-GI
2020年7月、オカナガンエリア以外で初めてのサブGI「Cowichan Valley（カウチン・ヴァレー）」がバンクーバーアイランドエリアで認められました。
Cowichan Valley（カウチン・ヴァレー）は、バンクーバーアイランドの南東の海沿いMill Bay（ミル・ベイ）・Maple Bay（メープル・ベイ）から島の内側のCowichan Lake（カウチン・レイク）の間に広がるエリアで、山々と海の位置関係がブドウの生育にとって好条件であることから特に高品質なブドウが育つエリアとしてバンクーバーアイランドのサブGIに認定されました。
ブドウ品種
フレイザー・ヴァレーブドウ栽培面積は277エーカーほど。
主に栽培されるブドウ品種は、
赤：ピノノワール・マレシャルフォシュ
白：ピノグリ・オルテガ・シャルドネ・ゲヴェルツトラミネール
中でも、Sub-GI・Cowichan Valleyのワインは特に濃縮された味わいと豊かなフレーバーが特徴です。
バンクーバーアイランドのおすすめワイナリー
Unsworth Vineyards
Cowichan ValleyのMill Bay（ミル・ベイ）近くに位置するUnsworth Vineyardsはバンクーバーアイランドで最も評価の高いワイナリーの一つです。
冷涼な気候と海からの影響で酸が高く、うま味溢れる複雑で味わい深いピノノワールは、ピノ単体だけでなくスパークリングワイン・スパークリングロゼワインでもそのポテンシャルの高さを発揮しています。
フルーツ感や酸味だけでなく、キノコや土、そして昆布のお出汁のようなうま味を兼ね備えたピノノワールは、繊細な味付けの日本食やウニやイクラなどの魚卵類との相性も良く、味わえば驚かれること間違いなしです！
Unsworth Vineyards（アンズワーズ ヴィンヤーズ） 2915 Cameron Taggart Rd #1 , Mill Bay, BC V0R 2P2 TEL 250.929.2292
まとめ
バンクーバーアイランドは、
・海からの影響を大いにうけた独特なテロワール
・雄大な山並みが雨のリスクを軽減させる
・ピノノワールやスパニッシュワインに定評がある
素晴らしいテロワール！
BC州の夏の観光地にも人気のあるエリアで、バンクーバーからアクセスしやすいのも嬉しいですね♪
今後もBCワインの隠された魅力を楽しく発信していきますので次回もお楽しみに(#^.^#)♪
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では、また、チアーズ🍷
Eri
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